〜3〜
今日は日記ぽく書いてみたいです。
今日は、穏やかな日でした。昨日整理出来ずにいた大切な写真を整理しました。
懐かしくって、少し胸が苦しかったです。私の旦那さんは、私の昔をよく知っています。
であって、初めて告白されたときの断る理由に言ったから――。
「別にあなたが嫌いなわけじゃないの、けど、私にはあなたを精一杯愛することは無理そう。
私には、とっても大切な人がいたの。今は居ないけど。私は、彼に命を助けてもらった。いや、心の命だよ。
私、病気になってね、あと、半年の命だって告げられたの。
だから、自分が死ぬ準備として、お葬式とか、自分で準備しよう、とかこの世に私がいたって事を残そう、
とか思ったんだけど、一人での外出だめだったの。
そこに彼が来たの。
初めて出会ったのに、話していたの。
死の準備のことを。
彼は、写真ぐらいなら僕も撮れるよって言ってくれたの。驚いたよ。そういってくれるとは、思ってもなかったもん。
止められると思ってたから・・・ね。だけど、約束させられた。
“もう二度と、死を感じさせるようなことは言わないように”って。
おかしい奴だよ。死の準備には手伝うといって、そんなことを感じさせるなって、ほんとに。
まぁ、だいぶ約束破ちゃったけど・・・。
あ、話それたね。
で、私がたどった人生の道の一部を、止まった絵を残してもらうことにしたの。
それが私の目的にピッタリだったからね。
んで、私が死を感じさせる事言うと、彼はいっつも怒った。半分泣いていたけど。
彼も、病気って、すごく後になって知ったんだけど・・・。
私と同じく余命半年だったの。なのに、怒ったんだよ。
彼は、弱気なことなんて言わなかった。むしろ生き生きしてた。うん、生きてたね。
そんな彼が病気で死んだ時、私は、奇跡的に病気が治ったの。
彼の死を聞いて心がぽっかり穴が開いちゃったなぁって思ったの。そして、気づいたの、
私は彼を愛していだんだって。今も、忘れられないの。だから貴方のことは・・・。」と、
こんな風に昔をべらべら喋って断わろうとしたんだけど、彼は
「それでもいいよ。むしろ、もっと君が好きになった。その思いを大切にしてほしい。
思い出で苦しむかもしれないし、泣くかもしれない。特に、ほんとに大切な人との思い出は。
僕はそこに入り込むことは無理だけど、今生きている僕なら支えることぐらいは出来ると思う。
そういう存在にしてくれないかな?」と言ってくれた。
けど、信じることは出来なかった。“初めだけだよ。”なんて、悲しいことも思った。
けど、まぁ、付き合ってもいいなぁ、とも思った。そこに理屈なんて存在してない。
今の旦那さんは私を支えてくれている。とっても大切な人になった。
旦那さんは今、出張で居ません。そのせいか昔の思い出に浸る時間が増えました。なんだか甘い物語みたい。
アハハ。うん、昔ほど苦しくありません。だって、支えてくれる人がいるから。
また、日記らしくないです。これからは、過去思い出し記録にしよっかなぁ。
と思う今日この頃です。予定日まで、あと二十九日です。
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