荒野


荒野に咲く花

この地に、種が落ちた

これは、誰も変えられない

こんなひどい地に落ちたことは

けど、根を下ろした

この悲惨な地で

生きようとした

そんな花に訊きたい

「なぜ、根を下ろしたのですか?」

「なぜ、つぼみをつけたのですか?」

「なぜ、誰も見てくれないのに花を咲かせたのですか?」

「なぜ、一人で寂しい時間を増やすのですか?」

「なぜ、どうせ命尽きるのに」と尋ねたい

そんな花は今、荒れ果てたこの地にひらりと色を落として、

生きた証を残した



幸せ、不幸


私は幸せだと感じれるときがある

色あせていない幸せを・・・

それと同じく不幸だと感じるときがある

色あせていない不幸を・・・

私は私にとっての幸せを、毎日毎日求めている

けど、そうすると幸せは色あせ、幸せが幸せでなくなる

不幸でありたいとは思わないけど・・・

幸せ一杯の人生なんてないし、

不幸だけの人生もまたありはしない

だって、それはいつしか色あせてしまうから・・・

いつしか、意味がなくなってしまうから

だから、私は不幸を不幸と感じ、受け止め

幸せを幸せと感じながら、すごして生きたい

色あせないように、決して意味が消えないように・・・


変わること


私はポップコーンになりたいと思った。

だって、あの黄色くって、

硬い姿からは考えられない姿にかわるでしょ?

「ぱん」っていい音出しながら、

白いさくさくの姿に変わるでしょ?

私は、そんな風に変わりたいなぁって思ったの。



けど、今なべの中のポップコーンこげている。

あまり急に変わることは危ないのかもしれない。



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