求める先
私は、多分誰かに好きになってもらいたいんだと思う
だから、いつも異性を気にしているんだろう
愛なんて分かんない
けど、そんな風なのを求めている
それとも、自分がそうしたいのかな?
愛なんてわかんないけどね
気付かない、気付けない
捨てられた、一枚の絵
昔は沢山の人に必要にされた絵
今はいらないとレッテルを貼られた絵
けどね、けどね、絵さん悲しまないで
あなたは、あなたは、気づかないけど
役にたってんだよ、必要とされているんだよ
小さな、小さな虫たちの住処として、
小鳥の、雨宿りの場として
そして、そして何よりあなたのその美しさを
あなたの力を自然は感じているんだよ
神様はひそかに心うたれてるんだよ
綺麗に見えるように太陽の光を優しく浴びさせ
月の柔らかな光で照らし、いつも見ている
自然は木漏れ日を作ったり、雨で汚れを洗い流し
周りには花を咲かせ、いつも愛でている
ね、ちゃんとあなたは必要とされているんだよ
静かな優しさが溢れてるんだよ
傍らの道しるべ
道に迷った子猫みたいに途方にくれていた
空っぽの私はそんな時いろんなものが瞳に映った
夕日のオレンジ色が暖かく揺らめく光とか
道端に咲いた風に踊らされる小さなピンクの花とか
絶えず歌い続ける海とか
日常にあふれていて、でも見ることが無かったものが映ってきた
空っぽの私に生暖かいものが流れてきて、
いろんなもの押し流して、あふれて、こぼれて、とまらない
「明日天気かな」
うつむいていた顔を上げ
おぼつかない足取りで踏み出した
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